介護職員になるには?
弊社の運営する「ケア資格ナビ」は、介護・福祉系資格の情報を豊富に掲載し、気になる資格講座の資料を請求できるメディアサイトです。
「ケア資格ナビ」には、これから介護業界で働きたいと考えている方や、すでに介護職員として働いている方に多く訪問いただいています。
ますます高齢化する日本で高齢者の身の回りのケアをする、いなくてはならない職業として注目される介護職員ですが、そんな介護職員になるにはどうすればいいのでしょうか。
こちらの記事では介護職員のなり方から介護の資格、介護職員の仕事内容などをご紹介したいと思います。
介護職員になるルート
介護職員になるルートはおもに3つあります。
- 高校を卒業→介護職員
- 大学・短大・専門学校を卒業→介護職員
- 社会人→介護職員
福祉系の学校を卒業する方は、卒業後に「介護福祉士」を目指す方がほとんどです。
社会人になってから転職などで介護職員を目指す方は、民間スクールに通って介護のスタート資格「介護職員初任者研修」を修了してから介護職員になる方もいます。
介護職員になるには資格は必要?
介護職員になるには、実は資格は必須ではありません。無資格でも介護未経験でも施設で働くことは可能です。
ですが、資格を取得するとたくさんのメリットがあることから、多くの方は介護資格の取得を目指しています。
資格取得のメリットは以下のようなものがあります。
資格取得のメリット
- 給料が優遇される
- 就職・転職が有利になる
- 仕事の幅が広がる
- 介護の正しいやり方を身に付けられる
- キャリアアップできる
- 知識やスキルが家族や自分自身にも役立つ
大きなメリットとして、介護の資格は就職・転職と給料に直結するということがあります。なかでも給料は、無資格と有資格では平均月給にして万単位で変わることもあります。
そのほかにも上記のようなさまざまなメリットから、介護業界を目指す方や働く方は資格の取得を目指すのです。
介護の資格はどんなものがあるの?
介護の資格にはいくつか種類があります。どのような資格なのか、それぞれ見ていきましょう。
介護職員初任者研修
初任者研修は、介護の仕事をこれから始めるならまず取得しておきたい介護のスタート資格です。介護の基礎的な知識とスキルを身に付けることができ、無資格ではできない訪問介護の仕事もできるようになります。
130時間の研修を受講し、修了評価試験に合格することで資格を得られます。
実務者研修
実務者研修は、介護における幅広い知識とスキルを身に付けることができ、質の高い介護サービスの提供を目指す資格です。「実務者研修の修了+実務経験3年」で国家資格の介護福祉士試験を受験することができます。
訪問介護事業所に配置義務のあるサービス提供責任者として働くこともできます。
研修時間は450時間以上で、多くの科目は通信で学ぶことができます。
介護福祉士(国家資格)
介護福祉士は介護系資格の唯一の国家資格で、介護のプロフェッショナルであることを証明できる資格です。介護福祉士になると現場の介護を行うことはもちろん、他の介護職員をまとめるリーダー的な役割を担うこともあります。
介護福祉士試験は年に1回行われ、近年の合格率は70%前後です。
ケアマネージャー
ケアマネージャーは、高齢者や障がい者がスムーズに介護サービスを受けられるように、ケアプランを作成したり介護サービス事業所などの関係機関と調整を行います。
ケアマネージャー試験は年に1回行われ、介護現場で働く方の場合「介護福祉士資格+実務経験5年以上」で試験を受験することができます。
介護の資格は「初任者研修→実務者研修→介護福祉士」のように順番に取得することで、スムーズにキャリアアップできるようになっています。
上位資格を目指すことで介護の仕事へのモチベーションを維持することができ、給料アップにもつながります。
介護職員の仕事とは?
介護職員の仕事は、高齢者や障がい者の身の回りのお世話をする仕事です。高齢者や障がい者が安心して生活を送れることを目指しながら支援します。
仕事内容はおもに「身体介護」と「生活援助」になります。
身体介護
介護職員のメインの仕事と言えるのが身体介護で、高齢者や障がい者の身体に直接触れて介護を行います。入浴介助、食事介助、着替えの介助、排泄介助、移動介助などを行います。
生活援助
生活援助は高齢者や障がい者の日常生活のお手伝いをする仕事です。身体には直接触れない仕事で、おもに掃除や洗濯、食事の用意、買い物代行、通院介助などを行います。
介護職員が働く場所は?
介護職員が働く場所は、大きく分けて施設と訪問介護サービス利用者の自宅があります。
施設
入所施設には特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、グループホームなどがあります。自宅から日帰りで通える通所施設としてデイサービスなどがあります。
入所施設で働く場合は夜勤を伴うことがあります。
利用者の自宅
訪問介護サービスを利用する方の自宅を訪問して、それぞれの利用者さんが求める身体介護や生活援助を行います。訪問ヘルパーは訪問介護事業所に所属し、利用者さんの自宅を一日に数件訪問することになります。
介護職員の就職事情
日本では高齢化がますます進んでおり、介護人材はつねに不足しています。求人サイトを覗けば、施設も訪問介護事業所も多くの求人を見つけることができるでしょう。
介護を専門として学んでいる学生の就職率はとても高く、ほぼ100%となる年度もあります。
就職したい人にとっては売り手市場が継続していますので、より自分に合いそうな職場を選ぶことができるでしょう。
他の業界から転職される場合で少しでも待遇が良い職場に就職したい方は、介護の資格を取得しておくことで待遇アップが望めます。
「ケア資格ナビ」は介護職員になりたい方を応援します
将来的にも高齢者や要介護者が増えていく日本において、介護職員は必要不可欠な存在です。介護の仕事は人の役に立つやりがいのある仕事で、さらに人の終末期に関わることで自分自身も成長できる仕事です。
そんな介護職員に興味を持ち、なりたいと考えている方を「ケア資格ナビ」はぜひとも応援したいと思っています。
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